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2024.01.24RESEARCH

7割を超える20代が「資産形成」について興味があると回答。20代は資産形成についてどう捉えているのか。

 20代の働き方研究所
金融庁の「貯蓄から資産形成へ」という呼びかけにより、長期的な資産形成を真剣に考える人が増えていると言われています。また2024年から新NISAが始まり、年間投資枠が拡大します。20代は資産形成をどのように捉えているのでしょうか。

株式会社学情では20代のビジネスパーソンを対象に、「資産形成」に関してのアンケートを2023年10月に実施しましたところ、7割を超える20代が「資産形成」に「興味がある」と回答しました。「お金にも働いてもらいたい」「20代のうちに始めることが大切だと思う」「預金だけだと、お金の価値が目減りしてしまう」といった声があがりました。全体の4割ほどが実際に「資産形成」を行っていると回答しました。

「資産形成」に「興味がある」と回答した20代が7割を超える

 「資産形成」に「興味がある」と回答した20代が50.8%に上りました。「やや興味がある」24.9%を合わせると、7割以上の20代が「資産形成」に興味を持っていることが分かります。「銀行口座に預金しておくよりも、資産を増やすことができる」「預金に入れておくだけでは、お金の価値が目減りしてしまう」「お金にも働いてもらいたい」「20代のうちに始めることが大切だと思う」「老後の年金に不安がある」といった声が寄せられました。

「資産形成を行っている」20代は36.5%

現在、「資産形成をしている」と回答した20代は36.5 %でした。「資産形成をしていない」の回答は63.5%となっています。「興味はあるものの、実際に投資はしていない」「リスクも伴うので、きちんと情報収集をしてから始めたい」「どのように資産形成をするのが良いか分からない」といった声が上がっています。

2024年から始まる「新NISA」の認知率は8割を超える

2024年から、NISAが新制度になることについて、「知っている」と回答した20代は56.4%でした。「聞いたことはある」25.4%を合わせると、認知率は8割を超えます。

約半数が「FIRE(早期リタイア)」に興味があると回答

「FIRE(早期リタイア)」に「興味がある」と回答した20代が23.8%に上りました。「やや興味がある」28.2%を合わせると、半数以上の20代が「FIRE」に興味があるとしています。「1つの選択肢だと思う」「早期リタイアよりは、柔軟な働き方で仕事を続けながら自由に生活するセミリタイアに興味がある」といった声が寄せられました。

<調査概要>
・調査期間:2023年10月24日~2023年10月31日
・調査機関:株式会社学情
・調査対象:20代社会人
(20代専門転職サイト「Re就活」/Webメディア「20代の働き方研究所」のサイト来訪者)
・有効回答数:181名
・調査方法:インターネットでのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合あります。
今回のアンケートを通して、7割を超える20代が「資産形成」について興味があることがわかりました。しかしながら、実際に資産形成を行っている20代は36.5%となりました。
また、「FIRE(早期リタイア)」に「興味がある」20代は「やや興味がある」の回答と合わせると半数以上の20代が興味を示しています。「1つの選択肢だと思う」「早期リタイアよりは、柔軟な働き方で仕事を続けながら自由に生活するセミリタイアに興味がある」といった声が寄せられています。
2024年から新NISAが始まり、年間投資枠が拡大するなど、資産形成への関心が高まる昨今。20代のうちから長期的な資産形成を考える人が増えていくかもしれません。

この記事を書いた人

 20代の働き方研究所

20代中心の研究員で構成された研究機関。20代が主体的に「キャリア」や「働き方」を選択できるように、キャリアや仕事観の形成に関する調査・研究・情報発信を行っています。

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